サンクトペテルブルクという街
ネヴァ川@サンクトペテルブルク
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ナイスガイな男、ロシア君と4人でモスクワからサンクトペテルブルクに向かった私たち。
何度か迷子になりながら朝の9時に無事サンクトペテルブルクに到着しました。と言っても私はロシア語全くなので基本後部座席で爆睡でしたが。
まぁ、誰も私に期待なんてしていないので良いでしょう。
ロシア君運転ありがとう。お疲れ様。
ナイスガイなロシア君がとことんナイスガイで辛かったです。
私をホテルまで送ってくれ、しかも人に聞いて一緒をホテルを探してくれるナイスガイっぷり。イケメンか。
ロシア君に限らず、ロシア人めちゃめちゃジェントルメーンです。
パブで手の甲にお姫様よろしくキスされた時はどうしようかと思いましたが。
日本人そういうの耐性ないからね!ひゃああってなっちゃうからね!
そんな感じだからロシアン女子ってあんなマトリョシカ気が強くなっちゃうんですね。納得。
探して貰ったホステル。
Day And Night
Aleutskaya Street 17, Vladivostok, 690000, ロシア連邦
(朝食なし一泊550ルーブル)
すみません写真ないです。というのもあんまりおすすめじゃないかな。
レセプションは良い方でしたけど、wi-fiが遅くて。
あと結構部屋数あるのに、シャワー一個で洗面台もシャワー室にあるので毎朝凄い行列になってました。
久しぶりに宿失敗した。
サンクトペテルブルクって?
さてさて話は変わってサンクトペテルブルク。ぴんときますかね?
ピントこない方のためにピン置いときました。もうほぼフィンランド。
サンクトペテルブルクは比較的最近作られた人工都市ですが、ロシア帝国時代は首都として定着していたようです。ロシア帝国・・ぽわーん
その後、呼び方がドイツ語っぽかったらしく、ドイツとの大げんかの際に「ドイツ語っぽい名前なんてやだ!」と改名し、その後「なんかいま改名した方が運気あがる気がする」と、結婚(ソ連時代)を期にまた改名したけれど、うまくいかなくて離婚(ソ連崩壊)のときに元の名前に戻るというなんとも波乱万丈な人生です。※街の話しです。
ちなみにプーチンさんもサンクトペテルブルクの出身。
サンクトペテルブルク紹介
前回のモスクワ記事が自分で見てても「なっがw」と思ったので今回は要点抑えて紹介します。
地の上の救世主教会
特に良かったのはやっぱり地の上の救世主教会です。
ロシア君や、ロシアちゃんも一番のおすすめと言っていたので期待値大で向かったのですが、良い意味で期待を裏切られました。期待以上。
天井を埋め尽くすモザイク画。
これ全部モザイク画ですよ?
圧巻・圧倒、凄すぎる。
モザイク画の作り方。
なんて気が遠くなる作業。
横から見た図。本当に細かい。ほれぼれ
教会の前はどこかのテーマパークみたいになってました。
これお金かかるんでね。
そう言えばコスチュームきたパフォーマーに無理やり写真取らされてチップ要求されて腹たちました。
お金ないから写真撮らなくていいって言ってんのに聞きゃしねぇ。
こいつにも手の甲にキスされたけど、「ばっちっ!やめろ!」としか思わなかったです。やっぱりひぁぁってなるのは人と状況によります。訂正。
ほんと日本人カモにされやすいのでね。
どうせなら、この超ミニスカちゃんと撮りたかった。
あ、また記事が長くなってしまう。
さくさくいきます。
イサク大聖堂
ビル30階にも及ぶ高さらしい。
時間ぎりぎりあんまり期待しないで入ったら中すごかったです。
どこも天井画が素晴らしいんですよね。別料金払えば展望台的なところにも登れるのですが、そっちは時間過ぎてました。無念。
ソビエットカフェ!?と衝撃的なネーミングのカフェを撮ろうとしたら勝手に映り込んできた外国人。あんた撮ってた訳じゃない。
あ、あと宿の近くに郵便局あったので日本に手紙を出しました。
これは郵便局ですよ。中も外も廃墟みたいでしたが、紛れもなく郵便局です。
青いポストってなんか変な感じ。
素敵な名前のホテルだー。
作品にもサンクトペテルブルクの街が登場しるようです。(未読)
見どころありすぎサンクトペテルブルク。
ひとつの記事にまとめきれそうにないのでまた次回!
365EAT
あいのりでサンクトペテルブルクへ
モスクワ2日目からはAirbnb
というサイトを使ってモスクワの家族の元に滞在してました。
これがとっても素敵なご家族で。
お父さんもお母さんも私と同じ年でした。
同じ年にして3人のお子さん持ち、かたや私は独身・無職・・・。ほっといて!
可愛い三兄弟。
滞在中、ずっと絡まれまくってロシア語覚えさせられました。
スマトリーシカ(見て見て)って単語した覚えてない、ごめんね。
でも、私が君たちのお母さんと同じ年だよって言ったらびっくりしてたね。私もびっくりだよ。
お父さん、お母さん(っても年同じだけど)と毎晩、ワインとウォトカを煽る。
3日目にはクリミアからお父さん(年同じ)のお友達が遊びに来ていて、四人でウォトカ飲みたくってました。
あー楽しいー。
何故か停電してムーディー雰囲気。
「来年はクリミナ遊びにきなよー!」って言ってくれたので是非行きたいんですけど外務省が「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止 勧告)」出してるんですよね。でもおじさん安全って言ってた。
翌朝お母さん(年同じ)に作って貰ったブリヌイ。
そんな楽しいお家だったんですが、モスクワに5泊もしてしまったので、そろそろ次の都市に向かわないといけません。ビザの期限がですね〜。
次はサンクトペテルブルクに行くと決めていたので、チケット買いたいんだけどどこで買えますか?とお母さん(年同じ)に聞くと、ヒッチハイクで行った方が安いよ!とお父さん(年同じ)。
ヒッチハイク?
タダでどこでもいけちゃう、魔法のイイネbのことですか?
私は知らなかったのですが、ヒッチハイクとというより相乗り募集のサイトがあるらしくこれなら鉄道より安くサンクトペテルブルクまで行けるらしいのです。
お父さん(年同じ)はこれで毎回ロシア内移動しているらしいです。
日本のサイトしか見つけれなかった。
結構有名みたいですね、このサイト。
カウチサーフィンといい、Airbnbといい、欧米人は考えることが違うわ。
ロシア語わからない私の代わりにお父さん(年同じ)が、ドライバーさんと連絡を取ってくれました。
ありがとうお父さん(年同じ)!!!
たーだ、とーっても不安ですけどねー。
この銅像を見つけた瞬間ぐらい不安な気持ちです。
こっちみんな。
だって知らない人の車で10時間近く移動するんですよ?
知らない人の家に泊まってる私が言えたことじゃないですが。
お父さん(年同じ)が「He is nice guy!!HAHAHA」と言っていたので信じましょう。
ご家族に別れを告げて、荷持をまとめて家をでます。
すっごく良くしてもらったのでとってもさみしい。
よくして貰った写真がこれしかなかった。あれ?
11時50分集合だったので11時に家を出たのですが、夜の地下鉄・・まじ怖いっす。
私の気持ちとは裏腹に駅豪華。
だって、モスクワの夜の地下鉄ですよ?
もう強盗のワードしか頭に浮かびません。
と怯えてたんですが普通に人もたくさんいて全然平気でした。
カフェの前で待つこと10分。一台の車がカファの前に泊まりました。
車から降りてきたロシアンガイ、ロシア君と呼びましょう。
このロシア君がドライバーなんですが、彼、
本当にめちゃめちゃナイス・ガイでした。
私の他に女の子と男の子の計4人でサンクトペテルブルクまで向かったんですが、みんな良い人たちでサンクトペテルブルクの色々を教えてくれました。
私がシベリア鉄道でモスクワまできたと言うことを伝えると、「あんな汚い鉄道で!?あれは日本の新幹線とは全く持って違うんだぞ!」と言ってました。現地人が。
「なんでロシア来たの?周りから危ないって思われてるじゃない?ロシアって」とも言ってました。現地人が。
夜中一時にもう夜が空けかけてる。
鉄道もロマンがあっていいけれど、車から眺める景色もバスと違ってまたよかった。
あ◯のり的なロマンスは起こりませんでしたけどね!!
365EAT
キエフ風カツレツ。
中にはあつあつのバター。キエフ風とか言ってるけど発症はウクライナではなくロシアらしいです。キエフ通りが発祥だとか。
このカツレツ食べたお店がかわいくてかわいくて。
店員さんも民族衣装着ててサービスも良かったので、エロオヤジのようにチップ弾みました。
モスクワ
モスクワにはなんやかんや5泊もしちゃいました。
憧れの地だったので、ハッスルハッスル!
観光ばっかりしてて完全に浮かれてましたね。
だって5日も列車に閉じ込められたんだもん。そりゃ浮かれますとも。
ちなみに1日目の宿。
European hostel in the center
Новая Басманная ул., 35Москва, город Москва 105066 ロシア
(朝食なし一泊600ルーブル WI-FIあり)
ビルの5階にあってすっごく迷子になりました。
広いキッチン付き。
宿でシャワーを浴びてさっそく観光にでかけます。5日ぶりのシャワー!
モスクワ内交通事情
モスクワはメトロがとても便利なので、観光はメトロを使うことをお勧めします。
ただ、基本ロシア語なので、駅をきちんと把握していないと、ここどこ!?( ゚д゚)となりますのでご注意を。
切符は距離に関係なく一回50ルーブル。
ちょっとお得な回数券も窓口で購入できます。
路線図
メトロに乗ってまずは定番の赤の広場へ向かいます。
ロシアの地下鉄はまるで美術館。
※駅です。
※駅です。
※駅です。
むしろ美術館の方が作り質素でした。
赤の広場
駅を出ればこの景色が広がってました。
真っ赤だ。
ロシア語で「美しい広場」という意味らしです。
後ろ向きにコインを投げると願い事が叶うらしい。
もちろんやりました。子供を押しのけて。
結婚、結婚、結婚、結婚・・・あと、世界平和。
私の方が君たちより複雑な願いを抱えているのだよ。
これできっと世界は平和になり私は結婚できます。ありがとうモスクワ。
他人の幸せなとこにはよく遭遇するんですけどね〜。はぁ。
ワシリー大聖堂
赤の広場でひときわ異彩を放っているのがこちらのワシリー大聖堂。
テトリスの背景として日本でも馴染み深い建物ですね。
イワン雷帝があまりの美しさに、この先これ以上美しい建造物ができないように設計者の目をくり抜いたといういわくつき。さすが独裁者はやること違う。
でも納得の美しさ。
内部も豪華。
この細かい装飾も魅力的。
クレムリン
旧ロシア帝国の宮殿です。
世界一大きい鐘。
でも使われる前に割れたらしい。
グム百貨店
こんな豪華な百貨店見たことない。
百貨店の外に咲いている花が綺麗すぎました。
ロシアは冬に来たいと常々思っていたのですが、夏は夏で鮮やかな景色が見れて素敵ですね。うっとり。
百貨店内に売ってたケーキ。
なにこれ、マリオの回復キノコ・・?
プーシキン美術館
ウラジオストクのバレリーナのお姉さまに絶対行った方がいい!と一押しされたのですが、この美術館とっても良かったです!
撮影禁止だったので、写真はあまりありませんが、18世紀のファションがの展示や当時の衣装などおもしろい展示がたくさんありました。
18世紀からこんなおしゃれなもんきてるんですよ欧州は。
ちょうどミケランジェロ展やってて、ダビデの像見れました。
私ミケランジェロが芸術家の中で三番目に好きなんです。1番はティツチアーノ♡
ミケランジェロは本当に天才なのに、自分には才能がないとか言っちゃって、そこらへんの画家の神経を無意識に逆撫でしちゃうところが好きです。
トレチャコフ美術館
こちらは撮影可能。
ロシア美術みたけりゃここにいけ、の場所です。
イコン画の展示もしてあって、繊細な作りに見とれてました。
ちょっとよくわかんない作品もたくさんありました。美女の太ももにからみついて嬉しそうなおじさん。
ほんとちょっとよくわかんない。
あと、教会も死ぬほど見て回りました。
ロシアは日本のコンビニ並みに歩けば教会にあたります。
よく覚えてないので、写真だけ貼っときますね。
しかし、ロシア人の信仰心の深さには脱帽です。
十字架を切り、イコン画のマリア様とキリストに口づけをしてからお祈りを捧げる姿はとても印象的で美しいとさえ思いました。
私なんて無宗教のくせに良いことあったら「神様ありがとー!」なんて言ってる現金なやつだというのに。
教会内に入る際、女性は髪にスカーフまかないといけません。なんでも、女性の髪は神秘的な物で髪の毛から悪魔が入り込むとか。
私のこのどうしようもないダメージヘアは悪魔のせいなんですね、わかります。
ピアノを弾いてる人。
やっぱりタイムトゥーセイグッパイだった。
トイレ。お金払います。
ここで大事なお知らせです。
モスクワめちゃめちゃ暑いです!!
でも雨が振ると一気に寒くなります。
モスクワは天気が不安定で突然のゲリラ豪雨もしばしば。
「6月なんて最悪よー、もうチョベリバー」とロシアンギャルも申してました。
最終日前日は粘りに粘って、赤の広場のライトアップを見てました。
この時ちょうど夏至で全く日が沈まない!つまりライトアップも遅い!
クレムリンは10時に、ワシリーは10時30分にやっとライトアップされてました。
もう何度も諦めて帰ろうかと思いましたが、この景色見れて良かったです。
ただ、ただ美しい。
以上モスクワからでした!
365EAT
また鉄道の始まり
なんかもうイルクーツクで満足している自分がいますが、まだ全然ロシアの半分にも達していません。
この時点で日本を出て10日目。
バイカル湖も見れたので、イルクーツクからさっそく旅立ちます。
チケット窓口でモスクワまで開放寝台(←懲りてない)と言ったらニエットの一言。
もうやだっ!!
開放寝台は7月15日までないよ。
困ります!
個室寝台なら今夜発のがあるけど。
じゃあもうそれで!
と言うわけで、今度はリッチに個室寝台になりました。
ぎゃっ!値段も倍に!
長距離列車の切符購入するところは、メインのところじゃなくて探すのが大変でした。
駅向かって1番左の①と書かれた建物内です。
列車は深夜0時発。
宿のチェックアウトが夜の11時だったのでぎりぎりまでのんびりさせて貰いました。
列車到着。
おーかっこいい!
なんていうですかね、これ。連結?
ここで、列車の連結作業見れました。
なにげに興奮すごいです、わたし。
この時も席の場所わからなくてうろうろしてたんですが、係員に連れられて無事に自分の席にたどり着きました。実にすみません。
個室寝台と言っても四人部屋です。
しかし私は感動に打ちひしがれております。
か、快適だーー!!
やっぱり2段目だったけど、座れるし、広いし、何より涼しい!
はぁ、お金で快適って買えるんですね。勉強になりました。
もうね、横のロシアン男子のベッドが近すぎないかい?とかその彼のイヤホンの音漏れが激しいすぎないかい?とか取るに足らない問題ですよ。
いや、やっぱりうるさいから取るに足る問題です。なにそのイヤホン、中国製?
と思ったら街ですれ違うロシア人みんな音漏れがすごかったー。
でもやっぱり目覚めの清々しさが格段に違いました。いびきではなく自然な目覚めです。快適だー!
朝からお紅茶飲みながら景色なんかも眺めちゃうよね!
前回はやる気なさすぎて行かなかった食堂車にも行ってみました。
何気に食堂車なんて日本ですら行ったことない。
昼からビール飲みながら景色なんか眺めちゃうよね!
食堂車ではビール飲めました。列車に揺られながら飲むビール。間違いなくうまい!
食べ物はベラボーに高かったので、メニュー見てそっと閉じましたが。
設備紹介
今さらですが、車内の設備紹介。
コンセント
一応ありますが、一車両に5個ぐらいしかないので争奪戦です。
電池が切れたら最後です。モバイル製品に過度な期待はやめましょう。
給湯器
なんか写真撮り忘れてました。
各車両に一台ついています。
カップラーメンを持ち込んで存分に活用しましょう。
あと車内にもお菓子売ってるので小腹が空いたら買えますよ。餓死する恐れはないです。安心だね!
では最後に5日分の車窓と鉄道内の様子をお楽しみ下さい〜。
トゥルットゥトゥトゥル〜ルル〜(世界の車窓風)
そういえば3日目にして、下にいたはずのお姉さんが朝起きたらやっぱりおじさんに変わってました。シベリアンマジックですね。
5日目朝5時
モスクワ到着ー!!
誰がなんと言おうとモスクワです。
え?この五日間?
もう無になるという技を身につけたのであんまり記憶にございません。
365EAT
ビタミンを欲していて買ったいちご。めちゃめちゃすっぱかったです。
でも必要だったビタミンは補充できたと思います。
バイカル湖を見に行こう
イルクーツク
イルクーツクという町に着きました。
モスクワまだまだ遠いねぇ。
イルクーツクは世界一の大きさと透明度を誇るバイカル湖観光の拠点の街。
ロシアのパリとも呼ばれています。
ロシアのパリですよ。ロシアのパリ。
ブログで読んだ通り、鉄道駅の近くはあんまり治安よくなさそうでした。
鉄道駅前の通り。信号なんてない。善意でなりたつロシアの交通事情すごいよね。
バイカル湖への行き方
せっかくイルクーツクに来たので世界遺産のバイカル湖、見に行きます。
本当は冬のバイカル湖行きたかったんですが、これも何かの縁なので行きましょうバイカル湖。
バイカル湖の面積はなんと日本の半分にも及ぶんだとか。世界の淡水の20パーセントを占めているそうです。
さすがロシア。何もかも桁違いにでかい。
バイカル湖に行くことにしたのはいいけれど、バイカル湖はリストビャンカという町まで行かないと見れないらしい。
リストビャンカ?なにそれ?(・。・)ぽー
地図で調べてみると
遠っ!!
イルクーツクなんて全然拠点じゃないじゃん。
イルクーツクからほいほい歩いていけるもんだと思ってたのに、騙された!
なんて嘆いててもバイカル湖は寄ってこないので、行きますとも!いけばいいんでしょ!やけくそ。
リストビャンカまではバスターミナルからバスに乗って行くという情報を見つけたのでとりあえずターミナルまで行ってみることに。
鉄道駅のすぐ横にターミナルがあったので、そこの窓口でおずおずと「リストビァンカ」と言ってみるもニエットの無情の一言。あれデジャブ・・?
ここじゃねーよ!的なことを言われて追い返されました。えー。
それからあっちをうろうろこっちをうろうろしても、一向にリストビァンカ行きのバスは見つからず、もう諦めようかなと思っていたとき一人のおばちゃんが近づいてきました。
彼女は私の腕をつかむなり、「リストビァンカ?リストビァンカ?」と聞いてきます。
突然のことで私も条件反射で頷いてしまったんですが、後でしまったーと思いました。
だいたい、こういうのってツアーの勧誘とか、案内したから金よこせみたいなぼったくりが多いからです。
ちゃんと断らないと、と思っているとおばちゃんは別のおばちゃんに「この子をリストビァンカ行きのバス停まで連れて行ってあげて」と言ってくれているではありませんか。
しかも、「大丈夫だから、この二人について行くんだよ」と。
そしておばちゃんはお金もなにも要求することなく去って行きました。
ここが南米なら500ルーブルぐらい取られているところです。
ロシア人って笑わないから冷たいイメージがあったけど、そんなことなくてみんなとっても、優しい。
静かだし礼儀正しいし、そこらへんの自由外人と全然違う。ロシア人ほんと好きです。
おばちゃんからおばちゃんずに託された私は訳がわからないまま路面電車に乗り込みます。トラムかな?
乗ってからお金を払います。
15ルーブル。
しばらくしたところで電車を降り、ちょっと歩いたところにリストビァンカ行きのバス乗り場がありました。おばちゃんずはバイカル湖まで連れて行ってあげて、と私をバスの運転手に託してくれました。
昨日から感動が止まらないんですが。素敵すぎるわ。
乗せられたバス。
バスってかバンだよねこれ。
こんなのわかるわけないよね。
リストビァンカまで片道120ルーブル
ちょっとどこで乗ったのか覚えてないのですが、鉄道駅から一番のトラムに乗って下記地図あたりにターミナル?はありました。
凄いアバウトな情報なので、他の方のブログを参考にしてください。
そうだねスーパーって書いてるもんね。
そしてこの乗ったバスもといバンが飛ばす飛ばす。ただの山道を100キロ走行です。しかも道路もあまり舗装されてなくて、車酔いあまりしないのに着いた瞬間ぐったりでした。
あの距離を40分ぐらいだったからね!おかしいよ!
リストビァンカ着
そしてこれが世界一の透明度を誇るバイカル湖です。
こんなに広いのに海じゃない。
波がたってるのに湖だってさ不思議だねー。
で、噂の透明度ですが
ほんとだすごい透明度だ!
透明だ!(ボキャブラリーゼロ)
リストビァンカの町には観光案内所もありました。
2000ルーブルで3時間のクルーズができるらしく、バンで知り合ったオーストラリア人のおじいちゃんと医者のマダムはそのクルーズに参加して行きました。
私は浜辺でぴちゃぴちゃ遊んだり、リストビァンカの街を探索してのんびり過ごしました。
ちなみにバイカル湖入水禁止です。
こじんまりした町。
バイカルアザラシがいるって聞いてきたけど、どうも水族館の非野生的な香りを感じたので見るのやめた。
オームリという魚の燻製。
ここに来たら絶対食べろとライダー仲間から言われてたので、素直に食べました。
バイカル湖名物らしく、そこら中でオームリ売ってました。
なんかロックオンされたのでこのおばちゃんから購入。
ちなみにこっちはサンクトペテルブルクで見つけたオームリのクッション。
誰が買うんや。
味はなんか不思議な食感?
ふにふに、みたいな。以上です。
バンを降りた場所から帰りは乗り込めます。
最終は19時だったかな。要確認を。
お父さんず
シベリア鉄道4日目
おはようございます。
今日もおじさんのいびきで清々しい目覚めです。朝の4時に。
寝る、妄想以外やることないので、もう少し寝かせて欲しいところなんですが残酷な神はそれさえも許してくれません。
天使のこと考え過ぎて頭の中お花畑です。
しかし今夜は中間地点イルクーツクに到着する日!
あと少しの辛抱だ!体もどんどん臭くなるし早く着きたい。シャワー浴びたい。
まぁ到着って20時間後のことなんですけどね。絶望。
実は私は今回の列車で席以外にも後悔してることがあったんです。
列車にスカート履いて乗り込んでしまったこと。これ大分アホです。
車内のトイレで履き替えればいいや〜と思っていたのですが、バックパックを三段ベッドに入れ込まれとしまいまして。ここから圧縮袋に入ってるズボン出してまた圧縮袋をバックに直すのとか無理!
2段ベッドへは階段もハシゴもなく結構アクロバットに登らないといけないので毎回パンツ見せびらかしてたと思います。
おじさんごめんなさい。
そんな感じで3日目となるとトイレに行くのも億劫になり、またずっと妄想してました。天使・・天使・・
そんな私を不憫に思ったのか、おじさんがここに座っていいよと言ってきてくれました。
このおじさんをお父さん1と呼びます。
同じエリアにお父さん2とお父さん3がいますので。
どんだけお父さんに囲まれてるんだ!
お父さん1がクロスワードに落書きしている横でやっと座ってラーメンをすすれます。
もう今日は遠慮なんてしない。
お父さん1からなんか言われるまで居座り続けてやると心に決め、しれっとした顔で本を読んでやりました。
これが功を奏して、日本語の本にお父さんずは興味津々。どの向きに読むのって聞かれて読み方教えたり、漢字教えたりしているうちにお父さんずとちょっと仲良くなった。
その後、一緒にご飯食べて完全に溶け込みました。
かに座のお父さん2にカニってどうやって書くんだい?って聞かれたけど、漢字がわからなくて、適当にカニってカタカナで書いてあげたら凄い興奮してた。
「最強にクールだね!
今度はこれを腕に掘るよ!」
外人がたまに変な日本語のタトゥーしてる原因はこれか・・・。
カニはやめた方がいいよお父さん2!
一応やめた方がいいよ、と伝えたからね!私は伝えたからねっ!
のどかだな〜。
途中で降りた駅。綿花が舞っててまるで雪みたいでした。
写真じゃ全然わかんないけど。
そして見えたバイカル湖
イルクーツクはバイカル湖観光の拠点の街。
バイカル湖が見えたということは町はすぐそこ。
世界遺産だー!!
色んな意味でテンション上がるぅう!!
イルクーツク着は午後11時30分。
イルクーツクでの宿をとってなかった私はここで急に不安に襲われる。
最後に読んだブログによると、鉄道駅付近は治安がよくないらしい・・・。
そんな夜に着いてロシア語わからない私が無事にホテルを見つけられるのか?
駅出た瞬間ドナドナされていく未来しか見えません。
急におそろしくなってお父さんずにホテルってロシア語でなんて言うの?
イルクーツク駅近くにホテルあるかな?って必死に尋ねました。
するとネットが使えない私の代わりに駅の近くにある安いホテルを探してくれるお父さんず。
駅を出て左に行ってすぐだよ、と親切に地図まで書いてくれる。
私が降りるぎりぎりまで心配してくれて、列車降りるとき荷物持って、一緒に外まで着いてきてくれました。
優しい・・・。
ありがとうお父さんず!
Vitim, gostinichnyy komplekse
(朝食なし一泊500ルーブル WI-FIあり)
鉄道駅出て、左の坂の途中にある寿司屋の奥にあります。
宿泊した時間から24時間使える珍しいタイプ。
レセプションは英語通じないけど、物凄く良い人たちだった。
トイレもシャワーもきれーだよー!感無量。
4日ぶりに浴びたシャワーはとても気持ちよかったんだけど、人間こんなに臭くなれるんだなーってある意味感動した。
広い柔らかいベッドでゆっくり就寝です。
列車の音が聞こえない寝床はなんだかちょっと寂しい。
ロシア人の優しさに触れた、そんなシベリア鉄道なのでした。
365EAT
ロシアのカップラーメン。
これが意外とおいしくて鉄道内ではさんざんリピしました。
シベリア鉄道の夜
シベリア鉄道1日目
おはようございます!
おじさんのいびきで朝の4時から清々しい目覚めです。
あっさりよが明けてますが、昨夜は席の場所が全然わからなくて大変でした。
チケットのどこに席番号が書いているのか全くわからなくてバックパック持ったまま数分間車内をうろうろ。人にぶつかりまくる迷惑な日本人ここに。
無表情な乗務員に聞いてもロシア語で答えられてさらに混乱。
結局近くにいたおばちゃんにチケット見せて席を教えて貰いました。
しかし未だにチケットのどこを見れば席がわかるのかわからないです。次も乗るのにどうしよう。
夜中11時30分。
定時ぴったりに列車は発車。
発車してすぐに、一人ひとりにシーツが配られるので、それを自分の布団に敷いて寝ます。
その日はもう遅かったのでシーツ配られた直後に車内の電気が消され、そのまま強制的に就寝させられました。シベリア鉄道ぽわーん、なんて浸る暇なし。
おじさんのいびきが響き渡る朝の車内の様子。
開放寝台つまり三等席。
列車に乗っている間、日記をつけていたのですが、3行ごとに「辛い」の文字があるので相当辛かったんだと思います。
ウラジオストクーイルクーツクまで開放寝台を選んで乗ったのですが、席の場所が非常に悪かった。
開放寝台は三段ベッド。
さすがに三段目まで使われることはないので、そこにみんな荷物を置くんですが、
狭いっ!
そして暑いっ!!
まだ1段目ならよかったのだよ。1段目なら。
あとで聞いて知ったのですが、切符購入時に1段目か2段目か選べるそうです。おそらくチケット売り場でお姉さんがなんか言ってたけどわからずに適当に「ダー」って言ってしまったあれが原因です。
前回の記事を完全に撤回ですが、適当に「ダー」って言ったらダメです。
うらやましいよ君らの席が。
2段目は座れもしないからただ寝てるしかない。
天井が近い・・・。
一応、下のベッドの人にお願いすれば座らせてもらえるのですが相手が寝てると起こすの申し訳ないし、そもそもロシア語わからんし、とか色々考えて基本は窮屈な二階にいました。
ああ、日本人・・・。
でも、下の段のおばちゃんがお菓子くれたり、座る?と聞いてきてくれたり、色々と気を使ってくれて救われた。
色々と話しかけてきてくれたのに私は半分も理解できなくて、質問されても答えれず、ずっと頷くかスパシーバしか言えなくて悔しかったな〜。
まさかこんなに話しかけてきてくれると思わなかったから。
そんな優しいおばちゃんは
翌朝起きると
おじちゃんな変わってた。
どうやらおばちゃんは明け方到着した駅で降りて行ってしまったらしい。
おばちゃーん!私はこれからおじさんとどうしたらいいのっ(ノД`)
ちなみにトイレ。
綺麗に見えるけど、結構心折れるレベルです。
しかも排泄物は全て線路に流されるので、駅に止まってる間はトイレ使えません。
洗面台。
綺麗に見えるけど結構心折れry。
シベリア鉄道2日目
おばちゃんがおじちゃんになったこと以外特に変わらない景色を今日も二階のせまい窓から眺めます。
下のおじさんはお仲間と楽しそうに座ってトランプしてます。
座って・・座って・・。(恨めしげ)
森。
かと思うと急に広がる大草原。
小さな町。
そして駅。
駅では物売りの人がいて、ピロシキやくだものなんかを売っています。
20分ぐらい停車するので、その隙にお水やお菓子も買えますよ。
キオスクもある。キオ・・スク・・?
買った謎のパン。
ペリメリっていうロシアの餃子かと思ったら違った。
蒸しパンみたいな味がしました。がっかり。
そしてまた列車に揺られる。
森。
草原。
小さな町。
そして駅。
世界一退屈な列車とは聞いていましたが、本当にやることなくてひたすら天使っているのかなという妄想をしてました。
天使いる!この雲の中に絶対いる!
考えすぎて天使と付き合う夢まで見た。
今考えたら相当気持ち悪いですね。
こんなにやることがないのはですね、数年前からシベリア鉄道はなぜかお酒の持ち込みが禁止になったからなんです。
な、なんでだー!?
これを聞いたときの私の絶望と言ったら・・・。
なので、沈みゆく夕日を眺めながら静かに就寝です。※午後8時。
二日間列車に乗り続けて進んだ距離。赤のピンが目的地と出発地です。
絶望。