シベリア鉄道の夜
シベリア鉄道1日目
おはようございます!
おじさんのいびきで朝の4時から清々しい目覚めです。
あっさりよが明けてますが、昨夜は席の場所が全然わからなくて大変でした。
チケットのどこに席番号が書いているのか全くわからなくてバックパック持ったまま数分間車内をうろうろ。人にぶつかりまくる迷惑な日本人ここに。
無表情な乗務員に聞いてもロシア語で答えられてさらに混乱。
結局近くにいたおばちゃんにチケット見せて席を教えて貰いました。
しかし未だにチケットのどこを見れば席がわかるのかわからないです。次も乗るのにどうしよう。
夜中11時30分。
定時ぴったりに列車は発車。
発車してすぐに、一人ひとりにシーツが配られるので、それを自分の布団に敷いて寝ます。
その日はもう遅かったのでシーツ配られた直後に車内の電気が消され、そのまま強制的に就寝させられました。シベリア鉄道ぽわーん、なんて浸る暇なし。
おじさんのいびきが響き渡る朝の車内の様子。
開放寝台つまり三等席。
列車に乗っている間、日記をつけていたのですが、3行ごとに「辛い」の文字があるので相当辛かったんだと思います。
ウラジオストクーイルクーツクまで開放寝台を選んで乗ったのですが、席の場所が非常に悪かった。
開放寝台は三段ベッド。
さすがに三段目まで使われることはないので、そこにみんな荷物を置くんですが、
狭いっ!
そして暑いっ!!
まだ1段目ならよかったのだよ。1段目なら。
あとで聞いて知ったのですが、切符購入時に1段目か2段目か選べるそうです。おそらくチケット売り場でお姉さんがなんか言ってたけどわからずに適当に「ダー」って言ってしまったあれが原因です。
前回の記事を完全に撤回ですが、適当に「ダー」って言ったらダメです。
うらやましいよ君らの席が。
2段目は座れもしないからただ寝てるしかない。
天井が近い・・・。
一応、下のベッドの人にお願いすれば座らせてもらえるのですが相手が寝てると起こすの申し訳ないし、そもそもロシア語わからんし、とか色々考えて基本は窮屈な二階にいました。
ああ、日本人・・・。
でも、下の段のおばちゃんがお菓子くれたり、座る?と聞いてきてくれたり、色々と気を使ってくれて救われた。
色々と話しかけてきてくれたのに私は半分も理解できなくて、質問されても答えれず、ずっと頷くかスパシーバしか言えなくて悔しかったな〜。
まさかこんなに話しかけてきてくれると思わなかったから。
そんな優しいおばちゃんは
翌朝起きると
おじちゃんな変わってた。
どうやらおばちゃんは明け方到着した駅で降りて行ってしまったらしい。
おばちゃーん!私はこれからおじさんとどうしたらいいのっ(ノД`)
ちなみにトイレ。
綺麗に見えるけど、結構心折れるレベルです。
しかも排泄物は全て線路に流されるので、駅に止まってる間はトイレ使えません。
洗面台。
綺麗に見えるけど結構心折れry。
シベリア鉄道2日目
おばちゃんがおじちゃんになったこと以外特に変わらない景色を今日も二階のせまい窓から眺めます。
下のおじさんはお仲間と楽しそうに座ってトランプしてます。
座って・・座って・・。(恨めしげ)
森。
かと思うと急に広がる大草原。
小さな町。
そして駅。
駅では物売りの人がいて、ピロシキやくだものなんかを売っています。
20分ぐらい停車するので、その隙にお水やお菓子も買えますよ。
キオスクもある。キオ・・スク・・?
買った謎のパン。
ペリメリっていうロシアの餃子かと思ったら違った。
蒸しパンみたいな味がしました。がっかり。
そしてまた列車に揺られる。
森。
草原。
小さな町。
そして駅。
世界一退屈な列車とは聞いていましたが、本当にやることなくてひたすら天使っているのかなという妄想をしてました。
天使いる!この雲の中に絶対いる!
考えすぎて天使と付き合う夢まで見た。
今考えたら相当気持ち悪いですね。
こんなにやることがないのはですね、数年前からシベリア鉄道はなぜかお酒の持ち込みが禁止になったからなんです。
な、なんでだー!?
これを聞いたときの私の絶望と言ったら・・・。
なので、沈みゆく夕日を眺めながら静かに就寝です。※午後8時。
二日間列車に乗り続けて進んだ距離。赤のピンが目的地と出発地です。
絶望。